今日は期待と不安の入り交じったレーシック手術の日。銀座のとあるクリニックにお昼前に入りまずは事前検査。
その検査のうち、一般的な視力検査でやたら時間がかかり、係のお姉さんが「おかしいなー。緑と赤、どっちもよく見えちゃってますか?」などと言い出したりして、ちょっと不安になっちゃいました。東京カラーの青と赤ならどちらもよく見えるんですが・・・。まあいいや。
まあ、なんとか検査も終わって、いざ手術室へ。暗い待合室で数十分待たされている間は、もちろんコンタクトも眼鏡もしていないので、不安がピークに達するわけです。
これ終わったら、あの悲しい近眼の日々だった20数年間から解放されるのだろうか・・・。
もしかして、失敗して感染症になっちゃうんじゃないか・・・。
とつぜん、レーシック手術の欠陥が見つかって、失明しちゃうんじゃないか・・・。
あなたの目は手術できません、と突然宣告されちゃうんじゃないか・・・。
待合室には数十人の男女がひしめき合っているわけです。みんな番号分けされているので、番号順に呼ばれるのかと思いきや、まるでバラバラ。見たこともない人が、自分よりあとの番号で呼ばれていくのを見ると、
(なんであなたが先なの・・・)
とみんなが思っているかのような空間。
でも、看護婦さんに連れ去られる後ろ姿には♪ドナドナドーナ、ドーナ♪と例の子牛ソングが流れているような雰囲気もあって、呼ばれたいのか呼ばれたくないのかごちゃ混ぜなこの感情。
やがて、番号と名前を呼ばれて、麻酔やら充血防止やらの3種類ほどの点眼をされて、看護婦さんに腕を取られるようにして手術室へ。されるがままに手術台に寝かされると、麻酔の点眼もそこそこに、目の前になんだか光がーーーーー!!!光が降りてくるーーーー!
宇宙船に連れ去られると、こんな感じかしら。こんな感じでなにか埋め込まれたりするのかしら。
まあ、目の手術を意識あるうちにやるわけですから、怖くないわけないよ。もうされるがままです。そして、その光はどんどんとせまってきて、アシスタントらしき先生が、
「照射時間21秒です!」
と叫ぶ訳です。
照射・・・。
目に照射・・・。
なに照射すんですか・・・。
不安・・・。
両目にその”照射”とやらが終わると、もう周囲は霞み切っていて、なにがなんだか見えません。そのまま看護婦さんに再び腕を取られて、別の手術室へ。
その部屋でもまた寝かされて、目の回りをビニールみたいなもので固定して、今度は金具でグリグリされて目を固定。
そうするとまた光がーーーーーー!上から光がーーーー!
でもって、「目に水が流れマース」という神の声とともに、目が水浸しに。
今、父ちゃんの目はプールみたいになってます。水中眼鏡なしで潜ったみたいになってます。
これ、なんの水?
目にいいやつ、これ?
大丈夫?
それが終わると、なんだか小さなほうきみたいなやつで目の上をササッ、ササッと拭いているというか、均しているというか。
なにやっているんでしょうか?不安、やっぱり不安・・・。
ものすごい勢いで両目の作業が終わり、再び看護婦さんに連行されていきます。どうやらこれで手術は終わりらしい。でも、霞んでよく見えない・・・。待合室に向かって歩く間、
「気分は悪くないですか?」
と聞かれます。
悪いです!>とは言えんわな。大丈夫です、とか細い声で答える父ちゃん。
連れてこられたのは、仮眠室みたいな暗いお部屋。20分くらい目をつぶって安静にしていてください、とのこと。みんな、目を開いて視力が回復したかどうか見てみたい早る気持ちを抑えつつ、静かに目をつぶって座っています。
まあ、あっという間にグースカいびきをかいちゃう猛者もいましたが。
やがて、最終の検査が終わってすべて終了。大量の目薬をいただいて、解散となりました。
あー、終わったよ。父ちゃん早く帰りたいよ。
やっとの思いで上着を着て、靴を履こうとしたその瞬間、目にしたもの・・・。
みんな変わり身はやっ!
さっきまでお世話になっていた眼鏡じゃん!
悲しい時も、楽しい時も、雨の日も、風の日も、一緒に過ごしてきた仲じゃん!
ケースごと捨ててる人もいるし!
とまあ、貴重な経験をした日でした。ああ、これで視力が回復するんだろうか・・・。
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